『N邸』 現場リポート


04/11/16 引渡し

午前10時半より建物の引渡しと取扱説明を行なう。
無事終了後、クライアント、監督さん、私の3人で
近くのウナギやさんで昼食。
今回はローコスト、変形敷地ではあったが思っていたよりも
良い出来上がりであった。
クライアントの建築に対する思いやこだわりが要因であろう。
Nさん、これからも大事に育てていって下さいね。
きっと味の出る建物になると思いますよ。



04/11/11 気になって現場へ

朝、外構のコールテン鋼の裏側が気になって現場へ行く。
やはり道の下から見ると裏の鉄骨のフレームが気になる。
対処法としては
1.外壁同材の黒のガルバニウムを貼る。
2.黒のパンチングメタルを貼る。
3.異質だが杉板等を縦貼りする。
くらいだろうか。
1のガルバニウムが違和感がなくて一番良いであろう。
建築は現場で対処する事が多々起きる。
その答えを見つけることは、経験とセンスだろう。
写真は吹抜けで、3階から2階のDKを見たところ。
16日が引渡しの予定である。



04/11/08 施主完了検査

午後1時半から施主の完了検査を行なう。
外部と内部をゆっくりと見て、残工事を確認。
通常、不具合は住み始めてから確認する方が確実である。
写真は遠方下から見た東北外観。
斜面に立っているのが良くわかる。
外壁は1階がコンクリート打放しで、
2・3階はガルバニウム鋼板。
屋根はガルバニウム鋼板立ハゼ葺。
2階の手摺はアルミフレームにヒバ板を目透かし貼り。
木が腐っても交換出来るようにビス留めで施工。



04/11/06 オープンハウス

午後1時から5時までオープンハウスを行なう。
今回は知人のみ10組程度の内覧会とする。
写真は3階に上がる階段で踏み板は米松。
ささら板が見えないように施工してもらう。



04/11/04 完了検査

午後3時からまちづくりセンターの完了検査を受ける。
検査員は同姓の広野さん。
特に問題なく終了。
写真は特注で製作したキッチン。
ステンレス天板にIHクッキングヒーター埋め込み。



04/11/02 定例現場打合せ

午後1時半からクライアントも含めて現場で定例打合せを行なう。
器具付けもほぼ完了。
写真は玄関横に設置した理科の実験用流し。
TOTOの製品である。
玄関に取り付けたのは、3人の子供の手洗い用のため。



04/11/01 完了検査用写真撮影2

午前中、完了検査用の写真を再び撮る。
写真は吹抜け部分のキャットウォーク。
幅650*長さ995mmのスチールグレーチングを
真っ直ぐに通してある。
グレーチングを使う事によって光を下のDKに入れる事が可能。
当初この床の材料はFRPも検討したが、
強度等が不安のため断念。
横の手摺は透明のアクリル板はめ込み。



04/10/29 完了検査用写真撮影1

11/4に完了検査を受けるため検査用の写真を撮る。
内部はまだ養生シートが残っている状態である。
楽しみにしているキッチンも明日搬入の予定。
写真は西南外観で1階のRC打放しは道路から見えない。



04/10/22 定例現場打合せ

午前10時からクライアントも含めて現場で定例打合せを行なう。
写真は1階の夫婦室であるが、床がムク杉板貼り、
壁がコンクリート打放しとラーチ合板、
天井がコンクリート打放しとなる。
スキップフロアのため階段で半階上がる。



04/10/15 定例現場打合せ

午後1時半からクライアントも含めて現場で定例打合せを行なう。
そろそろ仕上げに入ってきたため、週1回のペース。
写真は丸窓の施工中。
この丸窓は3階建てのため、代替の非常用進入口である。



04/10/08 色決め

午後1時半からクライアントも含めて現場で色決めを行なう。
内部の壁・天井の塗装色は白、水周りのクロスはシンプル系、
コルクタイルは無塗装、とすぐに決まっていく。
写真は西側外観。



04/09/30 現場打合せ

午後1時半からクライアントも含めて現場の定例打合せ。
現在、外壁のガルバニウム鋼板貼りの作業中。
ブラック(黒)のガルバニウムは初めて使ったが、
Kスパンのためこれがなかなか格好良い。
写真は2階のバルコニーから撮った東側の外壁詳細。



04/09/24 グレーチング打合せ

午前11時から監督さんと吹抜けに使うキャットウォーク用
グレーチングの納まりの打合せを行なう。
結局幅650mmのグレーチングをまっすぐに通すことにする。
室内にスチールグレーチングを使用するのは初めてである。
写真は3階子供室の丸窓。



04/09/17 現場打合せ

午前10時からクライアントも含めて現場打合せを行なう。
今日は特注のキッチンの打合せ。
ステンレスにシンクとIHクッキングヒーターを埋め込む仕様。
奥様にも現場に来てもらって詳細の打合せをする。
写真は夫婦寝室でコンクリート打ち放し仕上げになる部分。



04/09/09 現場打合せと金物検査

午後からクライアントも含めて現場打合せを行なう。
屋根の板金工事と、サッシュの取り付けが完了。
現在までの追加工事の確認をして、
アプローチ部分の床仕上げを検討する。
打合せ終了後、筋違いと金物検査を行なう。
金物の是正箇所を2ヶ所指摘する。



04/08/03 上棟式

天候にも恵まれ、無事上棟することが出来た。
建物の全体の空間が体感できる。
道路から見た感じは小さくて可愛らしいイメージ。
まさかこの下にRCの1階部分が存在するとは
誰も思わないであろう。
2階から入るため何となく不思議な感覚がする。





04/07/27 コンクリート養生中

1階部分のコンクリート打設も完了し、現在養生中。
予算の都合で打ち放し用型枠を止めて普通型枠を使用。
近づいて見ると、肌の違いは当然わかる。
綺麗に打てている所も有れば、悪い部分もある。
今回の建築は、内外とも比較的ラフに仕上げる予定。
1階RC部分の外部は普通型枠のコンクリート打ち放し仕上げ。
2・3階木造部分の外壁と屋根はブラックのGL鋼板。
外構に高さ1.8mのコールテン鋼(錆びた鉄)を使用。
完成がとても楽しみな建築である。
8/3が建て方の予定。
下の写真は北側の壁。



04/07/14 スラブ配筋検査

1階RCのスラブの配筋検査を行なう。
電気等の配管のチェック。
明日がコンクリート打ちの予定。



04/07/06 壁配筋検査

1階RCの壁の配筋検査を行なう。
開口補強等の指示。
開口部の高さが違っていたため修正。
RCはやり直しが効かないので神経を使う。



04/06/30 基礎配筋検査

1階RCの基礎の配筋検査を行なう。
今回はスキップフロアの上段のスラブの検査。
明日がコンクリート打ちだ。
監督さんとユニットバスの納まりの打合せをする。
こうして現場全体を見ると思っていたよりも大きい気がする。







04/06/14 模型を作ってみる

少し大きめの模型を作ってみる。
斜面の土地の模型はかなり手間が掛かる。
おまけに建物がスキップフロアになっている。
西の道路から入る玄関は2階部分。
1階はRC(鉄筋コンクリート)造で2・3階は木造の混構造。
3階の丸窓は建築基準法上必要な進入口。
東面は開口部を出来るだけ大きくして採光と眺望を考慮。
空間をあまり区切らず階段を介して縦に生活するプラン。




04/05/12 地鎮祭

昨年の8月から打合せを重ね、プラン・金額も決定。
工事請負契約も終り、いよいよ着工だ。
朝9時から地鎮祭を執り行う。
風がやや強かったが天気は快晴。
地鎮祭終了後、みんなで記念撮影。





03/08/11 再度敷地調査

何とも難しい土地のため、再び敷地を訪れる。
後、何度訪れればイメージが湧くのだろうか?
しかし、変形敷地ほど面白いものが出来るのは確かだ。
上の写真は西側の道路から見た敷地。
下の写真は敷地から見た東側の風景。
遠くにアクトタワーが見えるとても良い眺望。



03/08/08 敷地調査

土地を購入する以前から相談を受けていたので、
今回この土地を訪れたのは3度目である。
上の道路から5m程下がった東斜面の「がけ地」である。
さらに下にも3.75mの擁壁があり、上の道路から
下の擁壁の下端までは8.75mの高低差がある。
このような形状の土地の設計はもちろん初めてだ。

HIRONO ASSOCIATES


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  N邸 photo gallrey