HIRONO ASSOCIATES


works
  川を望む家 photo gallrey
2006

川を望む家 details
浜松市中区船越町 専用住宅・木造2階建 延床面積151.32㎡(45.77坪) 施工/㈱キーストン 2006/07竣工
 

東外観
ジョリパット校倉模様の外壁


北外観
右側は隣家


玄関ポーチ
右の表札はコールテン鋼で製作
床は豆砂利洗い出し仕上げ


玄関
玄関ドア横のガラスは和紙フィルム貼り


玄関ホール
正面に中庭が見える


和室
正面は丸いガラスブロックをはめ込んである


将来子供室になるファミリースペース
フローリングはカリン無垢材


2階リビング
棚は全て製作家具はめ込み


寝室
奥の壁も丸いガラスブロックはめ込み


スチール製の階段と吹き抜け
階段を上がった正面がリビング


左のブルーの壁は水廻り
奥がダイニングスペース


ブルーの壁と梁
ブルーは施主希望のウェッジウッドのブルー


吹き抜けから中庭を見る


2階のダイニングスペース
エアコンは家具に埋め込み


ダイニングスペースからキッチンと吹き抜けを見る


キッチンと洗面室スペース


トイレ横の手洗いスペース
ピッコロの洗面器とウェッジウッドのコップ


中庭のヤマボウシ


どの部屋からも中庭のヤマボウシが
見えるようにプランニング






設計コンセプト

若いご夫婦であるクライアントの希望は、

1. 変形の敷地をうまく利用して、快適な住空間をつくって欲しい。
2. 英国の陶器メーカー「ウェッジウッド」のブルーが好きなので建物のどこかに使って欲しい。

というものでした。

この快適な住空間とは何かをもう少し掘り下げると「喫茶店で紅茶を飲んでいる時のゆっくりと
時間が流れるイメージとか・・・」。

建物をコの字形にして中庭にシンボルツリーのヤマボウシを植え、1階・2階の全ての部屋から
このヤマボウシが見えるように計画しました。
和室でくつろいでいる時、寝室のベッドに寝転んでいる時、階段を昇り降りする時、
キッチンに立っている時、ダイニングやリビングにいる時も常に窓越しにヤマボウシが目に入るように
設計されています。

また、プランニングも部屋で区切ることを出来るだけ避け、家全体がワンルーム形式となっています。
玄関、ホール、ファミリースペース、階段、リビング、ダイニング、キッチンと、
吹き抜けを介して家全体が1つの空間でゆるやかに繋がり、
家族がどこにいても気配が感じられるように設計しました。

引越し後、クライアントは外出するよりも家にいる時間が増えたそうです。
また最近は家具にも凝っていて、少しずつお気に入りの家具を買い揃えているとのこと。
すっかりインテリアに、はまっているみたいです。
1階のファミリースペースは将来の子供部屋です。
家族が増え、ライフスタイルが変化しても、
この住空間を楽しみながら生活してくれることを願っています。